全てはひと続きになっている

奈良から軽井沢に来ました。

2019年の終わりに

年末はいかがお過ごしでしょうか。僕は、地元奈良に帰省中。ほっと一息ついています。

 

僕にとって随分と長かった1年間が、今まさに終わりを迎えようとしています。

年を取れば取るほど時間が経つのが早くなるって、あれ、嘘ですね。むしろ、年々長く感じるようになってきたここ数年です。

 

ちょうど一年前。年末に、突如、軽井沢風越学園のお話をいただき、初めて軽井沢を訪れたところから、僕の2019年が始まりました。

 

そこから怒涛の3学期を過ごし、担任をしていた6年生のみんなと共に、初任から4年間お世話になった奈良の公立小学校を卒業。初任の時に3年生の担任をし、6年生にもう一度再会した学年のみんなと。4年間で、2学年を2年間ずつ担任し、どちらも卒業まで見届けさせてもらってありがたかったなあ、本当にステキなみんなで、たくさん学ばせてもらったなあと感謝しても仕切れません。もちろん、職場の同僚、管理職、一人残らず僕にとって大事な人たちでした。本当に大事な大事な4年間。教員生活第1章の終わりです。

 

終わり始まり。4月からは軽井沢に移り、軽井沢風越学園のスタッフとして、新しい生活がスタートしました。僕は、町内の公立小学校で務めることが大きな役割。校内で「風越から来た人」として実践を発信し、毎週のように、教室には訪問者が来るような毎日が始まりました。変わること、変えることの重みを感じつつ、葛藤と向き合う日々。苦しい日々でした。悩みに悩んでここまでやっとの思いでたどり着きました。悪夢を見たり、一人枕を濡らす夜もありました。ここまでよくやってきたなあと、自分くらいは自分を褒めてやりたいなあと思うほど。これまでとは比べものにならないくらいに濃密な時間を過ごしています。そういう日々を経て、これまでよりも視座がぐんっと高くなり、いろんなことが見えるようになって、おもしろさも増えれば、苦しさも増える、そんな感じです。

 

スポーツインストラクターの方々への社員研修、授業づくりネットワークの理事としての集会開催や原稿執筆、オンラインサロンの開設運営、DTMやレコーディングなどなど、相変わらず学校の外でも、初めてのことへのチャレンジが尽きない1年でもありました。チャンスを与えてくださる方々には感謝です。

 

そんな中で、今年の一字を挙げるとすれば「書」かな。とにかく書いた1年でもありました。振り返り、学級通信、記事、合わせて毎日2000字以上は書いています。今の僕の学びの土台は「書くこと」にあります。「作家の時間(ライティング・ワークショップ)」という作文の授業実践が軸になりつつあり、今、一番おもしろいなあと思うのが「書くこと」だったりするのもあって、いろいろ候補がある中で、あえてこの一字を挙げることにします。

 

令和元年。これからの時代は、ぼくらの手の中にある。そんな曲を書いたりもしましたが、自己否定して生まれ変わり続けてきたこの1年を皮切りに、来年も、まだまだ変わることを恐れずに、挑み続けていきたい。いよいよ軽井沢風越学園の開校も目前となりました。まだ見ぬ世界に飛び込み続けることは、年を取れば取るほど難しくなってくることを薄々感じてはいます。でも、やっぱり、僕は、生まれ変わり続けたい。この1年の経験を糧に、風越ではもっとフルスイングしていきたいなあと。ちゃんと、手触りのある、手ごたえのあることを、愚直に、泥臭くやっていくということを前提に。そのためにも、この年末年始はゆっくり過ごすことにします。

 

というわけで、2019年ありがとうございました。

ブログ、ご覧いただきありがとうございます。

皆さま、良いお年をお迎えください。

 

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