全てはひと続きになっている

奈良から軽井沢に来ました。

終わりもなく、はじまりもなく

コロナショックの陰で、令和元年度が終わろうとしている。本当に終わるんだな。 せめてもの思いで、今の心境を、自分のためにブログに書き残しておこうと思う。 いろんな感情と向き合った1年だった。悩みに悩み抜いた。少し疲れた。 軽井沢の凍てつく寒さは…

2019年の終わりに

年末はいかがお過ごしでしょうか。僕は、地元奈良に帰省中。ほっと一息ついています。 僕にとって随分と長かった1年間が、今まさに終わりを迎えようとしています。 年を取れば取るほど時間が経つのが早くなるって、あれ、嘘ですね。むしろ、年々長く感じる…

札幌にて。その4

これで札幌シリーズ、最後にします。 昨夏、京都未来フェスというイベントに登壇したときに、ぼくのプレゼンを聞いて、声をかけてくださった方がいました。リーフラス北海道支社長嶋中 康晴 (Yasuharu Shimanaka)さんです。 奈良での最後の1年、ぼくが毎年…

札幌にて。その2

無愛想なラーメン屋とロボットみたいに定型文で話しかけてくるキャッチと夜風がやたらと冷たいすすきのの夜。 同僚の自殺の話を笑いながらしている人もいたなあ。寒いとそうなるのかなあ、なんて考えてしまう。いや、ぼく自身が、身も心も冷え切っていたのか…

札幌にて。その1

五年前、ぼくは北海道から奈良までヒッチハイクで帰る道中、苫小牧の港からフェリーに乗った。 フェリーは初めてで、ざこ寝のスペースの使い方がよくわからず、たまたまそこにいた、同い年くらいの彼に声をかけた。 いろいろ話をしていると、同い年だという…

軽井沢に来て、半年。

ここで、報告してから半年が経ちました。 tokkun1225kotonakare570.hatenablog.com 今もなお、2020年開校予定の軽井沢風越学園の設立準備にちょっぴり関わりながら、メインは連携先の公立小学校で、学級担任として働く毎日です。 自分の足で立っていなか…

9.3(tue.)メモ。

飽和状態の中でひたすら進んでいくんだけど、これくぐり抜けたら一皮も二皮もむけられそうな気はしてるし、苦しいけど、ぼくはこういうのが好きなんだと思う。 いかにして、バランスを保っていくか。いかにして、大事なことを見極めるか。いかにして、足し算…

夏が終わり、始まった

2学期が始まって1週間が経った。ぼく自身の夏休みは、さらに1週間前には終わって走り出している。 今週はさっそく大きな仕事があった。どうだったのかはよくわからん。 もともとスタートダッシュが苦手で、走りながら修正していくタイプなんだけど、この…

学校とゆるやかに伴走するといこと

今夜も晋さんとのオンライン支援が終わりました。 昨日はこちらを読みました。 学校とゆるやかに伴走するということ 作者: 石川晋 出版社/メーカー: フェミックス 発売日: 2019/07/01 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る もともと晋さんとは、研修…

「目的」であふれる中で

「目的」であふれる人生は何て豊かなんだろうって思う。 奈良にいたときは、「目的」を自ら見出していくことで必死だった。ただただ、消費していく毎日はいやだったから。 もちろん、学校の先生という意味のある仕事につけたことは誇りに思う。でも、それ自…

軽井沢でのはじめの4ヶ月

今日、軽井沢に戻りました。やっぱりこっちは涼しい。風がとにかく爽やかなんです。 お盆は実家の奈良に帰っていました。 関西圏にいる友人とたくさん会って、ひたすらだらだらと過ごす日々でした。帰る場所があるからこそ、今がんばれるだということが再確…

7.21(sun.)メモ。

読書家や作家、算数でも、ベランダや廊下、床で学ぶ子が増えてきた。はじめは不安そうにぼくに確認しにきた子たちも、今は何もいってこない。もちろん、教室で学ぶ子もいる。ぼくは今、これまで学校の中で教え込まれてきて、子どもたちの中にある「ねばなら…

7.7(sun.)メモ。

「何もしないことが、最高の何かにつながる」 進むというとは、今いる場所から離れるということ。何かに近づくと同時に、何かから離れるということ。 ーーーーーーーー 初任のころから数年間はとにかく動きまくってきたはずが、今はもうその勢いはない。周り…

軽井沢に来て3ヶ月。

ちょうど軽井沢に来て3ヶ月が過ぎようとしている。 こっちに来て、いろんなことが変わった。変わるということは、当たり前だけど楽しいことばかりではない。むしろ、苦しいことの方が大きいんじゃないかな。葛藤もたくさん生まれる。変わろうとしない人の気…

6.23(sun.)メモ。

だれかを非難する言葉は、まず、そのまま自分へ向けてみること。 ーーーーーー 一年生らしさは、一年生らしさを求める周りの大人によってつくられているんですよね。同じく、小学校の低学年らしさ、高学年らしさ、みたいなのもそう。大人の要求に対して子ど…

6.17(mon.)メモ。

なんだろう。言葉にできないことと出会うと、何とも言えない気持ちになる。 言葉にできそうでできないことが頭の中で浮かんでは消えるを繰り返す。 しかし、こうやって言葉にしていることは氷山の一角で、つまるところ、言葉にできないこともちゃんとそこに…

6.5(wed.)メモ。

平日にまでこもっちゃうくらい近所の図書館がマイフェイバリットプレイスになりつつある。 場所って大事。場所を選ぶって大事。場所が自分にどう作用しているかを自覚するって大事。 作家の時間、読書家の時間のそれがこういうことなのかもしれない。 ーーー…

5.27(mon.)メモ。

なーんか、人に伝わりやすい言葉にしようとしたときに一気に陳腐化しちゃうんよなー。 だから、ちゃんと自分の言葉で言語化する機会はつくった方がいい。それが自分をつくるってことになるはず。 あと、人から借りた言葉を一度解体するみたいなことも重要。…

5.26(sun.)メモ。

ルサンチマンで動いてる間は、ちゃんと自分自身と向き合い切れてないということ。外にベクトルを向け続けても、ハッピーな未来はやってこない。

5.25(sat.)メモ。

思考は流れちゃうからTwitterやインスタのストーリーで言葉にしておくんだけど、それだと流れちゃうよなあと思ったけど、ここに記録しておけばいいのか。facebookにもシェアしとけば一年ごとにまた振り返られるしそうしよう。 ーーーーーーーーーーーー 毎日…

「ティーチャー」でもなく「ファシリテーター」でもなく

昨日一昨日と京都はいい天気でした。絶好のお散歩日和。そんな中、行われたこちらの講座にゲスト(ジェネレーター代表=ジェ代)で呼んでいただき参加してきました。 「ジェネレーター」とは?ということについて、実践しながら探究していくプログラム。 ク…

2週間が経ちました。

軽井沢に来て2週間が経ちました。 振り返ると、こみ上げてくるのは「感謝」の気持ち。ブログのタイトルを変えました。 「全てはひと続きになっている」 それを感じる2週間。感じれば感じるほど「感謝」があふれて止まりません。 肩に力が入りまくりで、う…

明日から

この3日間は、新年度の準備。 新しい生活にも慣れないまま、新しい現場で、新しいチャレンジがスタートしています。 現場の先生たちとのチャレンジ、風越のみなさんとのチャレンジでもあります。 やるっきゃないでしょ。 突っ走り過ぎず、文脈を感じながら…

“これから”のこと「軽井沢風越学園」

昨日の記事を読んで、温かいコメントくださった方々、ありがとうございました。 もうすでにご存知の方も、「軽井沢」と聞いて察した方もいたことだと思いますが、今年度より、軽井沢風越学園(https://kazakoshi.jp)に入職しました。 軽井沢風越学園は、202…

“これまで”への感謝を

これを見てくれているみなさんへ。 大事な報告があります。 本日、3月31日をもちまして、ぼくは奈良県の教員を退職しました。 小中高大、そして、教員としての4年間、ずっと生活してきた奈良を出て、今、長野県は軽井沢にいます。 年末に奈良を出ることが…

学級通信による教師の力量形成を6Csで解釈してみた

オンライン学級通信の会を開いて。教師の力量形成について6Csで解釈してみた。 ① 毎日、教室の中で、授業やそれ以外の時間で子どもたちとたくさんコラボレーションする。 ②そして、一方通行ではなく、インタラクティブに子どもとたっぷりコミュニケーション…

「足の向く方へ」 第五集発刊(はっかん)に寄(よ)せて

冬卒業を目前にした今日。「足の向く方へ」最後の出版、第五集がここに発刊されました。この一年の集大成です。一年間の「作家の時間」を終えて、みんなの中で、何か変化や成長はありましたか?好きなことを、好きなだけ、好きなように書くという経験は、き…

石川晋さんとの一年

葛城市立新庄北小学校へ 2019.3.5 - すぽんじのこころ 授業づくりネットワーク理事長の石川晋に伴走してもらった一年。 セミナーで数回お会いした程度の関係性の中でしたが、ぼくの直感に従ってお願いしてみた結果、1年間来ていただくことになりました。 計…

3月の予定

3月に突入しました。 実はこの3月に小中高大社と、生まれ育ったきた地元奈良を発ちます。 詳しくは、また後日お伝えします。とりあえず今月で奈良から出ます。 それに伴って、イベントやらライブやらのご案内を。しばらく関西でゆっくり会えないので、会い…

この時期だからこそ

先日の学級通信の一部。 一年が終わる時期だからこそ、こういうことも全部丁寧に語っていってる。 子どもたちへはもちろん、その奥、もしくは前にもちゃんと届ける。覚悟を持って。 これまで、みんなは、みんなと「同じ」であることを求められてきました。み…