「迷惑をかけてはいけません!」
多くの人は、
「迷惑をかけてはいけません!」
と言って育てられたのではないでしょうか?
「でも、それって本当なの?」
そんな問いが3年前、北海道から奈良まで、ヒッチハイクの一人旅をしていた道中で浮かんできました。
まず、ここまで迷惑を一切かけないで生きてきた人っていてますか?いてたら教えてほしい。というか、いないでしょう。
で、迷惑をかけることって本当にダメなんですかね???
ぼくは、北海道から奈良まで帰ってくるのに、20台以上の車にお世話になり、50人以上の人に迷惑をかけてきました。車に乗せてもらうだけでなく、2000円うな丼をご馳走してもらったり、旅館で一番風呂をいただいた上にきのこ狩りまでさせていただいたり、たくさん手土産をいただいたり。
それだけ迷惑をかけまくって気づいたんです。
迷惑をかけたからこそ、自然と心から感謝の気持ちが溢れ出てくることを。
また、その分、迷惑をかけられたときに他の人にも優しくしたいという気持ちが生まれることを。
そして、迷惑をかけたからこそ、胸をはって生きれるような人になろうと思えることを。
昔って、もっとお互いに迷惑かけてたんじゃないかなあって思うんです。迷惑かけ合えてたんじゃないかな。大人とか子どもとか問わず。
悪いことをしたら近所のおじさんが叱ってくれたり、近所のおばちゃんが駄菓子をくれたり、野菜がいっぱい取れたからおすそ分けをしてくれたり、、、
迷惑を掛け合ってこそのつながりがあったんじゃないんかなあと思うんです。
迷惑をかけることなしに、本当のつながりってあるのでしょうか。
綺麗事、幻想はとっとと捨てた方がいい。
今や、SNSでフォローし合えば、それがつながりだと勘違いします。
迷惑をかけてはいけないから、家から一歩も外へは出られません。
そんな子たちが、大人になればどうなるでしょうか。
また、迷惑をかけてはいけないと教えられた子が、他人の迷惑に対して寛容的になることができるのでしょうか。優しくなれるのでしょうか。
話は少し変わりますが。自分の「やりたい」を実現しようとすれば、自ずと他人に迷惑をかけてしまうことが出てきます。だって、それは自分の「やりたい」であって、他の誰のものでもないから、それは仕方ないことです。
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要は、この迷惑もかけられない、みんなが余裕のないこの世の中で、存分に迷惑をかけまくれる場所を富田林につくりたいなあと思っています。
何より、自分の「やりたい」を最優先に、多少のリスクをお互いにカバーし合い、どんどんチャレンジしていけるような場所を。
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(4/16にゆるーくミーティングします)