読書メモ②
考えたことをメモするだけのやーつ
いきなり本ではなくDVD(笑)。
フランスのZEP(教育優先地区)にある幼稚園で行われている、3〜5歳の子どもたちが哲学を学ぶという世界的に見ても画期的な取り組みを追ったドキュメンタリー。
幼稚園児が哲学?なんて思ったけど、映像に映しだされる子どもたちは、友だちの考えに対する賛成反対を、理由を示しながら、自分の経験も加えて話している。衝撃だった。対話が成立しているどころか、子どもがお互いの考えを聴き合い、伝え合う中で、考えを深めていっている。「友だちとは?」「頭がいいってどういうこと?」「自由とは?」といったテーマで。
映画に出てくる先生曰く、
哲学が初体験の子どもたちは
課題に対して先入観なく問題を熟考する。
大人は「なぜこんな質問を?」と考える
なるほどなあと思いました。大人って、先入観が邪魔していたり、つい質問の意図を汲み取ってしまったりしがちだよなあ。あと、答えを出したがるところとか。ええかっこしたがるところも。
子どもたちの方が、そもそも本質を見出す力を持っているんじゃないかという可能性すら感じました。
最後には、少女が、砂場で友だちと「愛」とか「死」について話していたと言っていました。
考えることが楽しくてたまらないんだろうね。
中には、考えることの価値さえ感じている子どももいたくらい。
家族とも哲学対話しているみたい。これも大きく影響してそう。
そんな子ども時代を過ごした子たちは、その後の人生をどう過ごしているのかなあ。とても興味深い。
今後、子ども哲学、哲学対話を学ぶ機会があるので、より楽しみになってきました。