ここまでの「作家の時間」を振り返って
お久しぶりです。
今年度も国語の授業では、「作家の時間(ライティング・ワークショップ)」と「読書家の時間(リーディング・ワークショップ)」がメインで取り組んでいます。
今回は、今年度の「作家の時間」について。
ちなみに「作家の時間」とは?と気になる方はこちらを読んでください。
作家の時間―「書く」ことが好きになる教え方・学び方(実践編) (シリーズ・ワークショップで学ぶ)
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作家の時間のもととなった「ライティング・ワークショップ」についてはこちら。
ライティング・ワークショップ―「書く」ことが好きになる教え方・学び方 (シリーズ・ワークショップで学ぶ)
- 作者: ラルフ・フレッチャー,ジョアン・ポータルピ,小坂敦子,吉田新一郎
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実践歴は2年目です。今年度は、年間計画をつくったり、授業内容を記録しています。
こんな感じです。
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①4月13日(金)
作家の時間授業びらき
・作文の授業するよ〜!
・作文ってどんなイメージ?
・作家の時間に取り組みます!
・書くことは自由!自分の書きたいことを書きます!
・去年の6ー2の作品を紹介します!(4作品の紹介)
→子どもたちはわくわくしている様子
・最後に、書くこと読むことのアンケート
②4月14日(月)
作家の時間1時間の流れ
・としょかんねずみの読み聞かせ
・共有の時間で、ノート交換してコメント。
③4月19日(木)
作家ノートの使い方
・実際に去年の子の作家ノートも見せる
④4月23日(月)
作家のサイクル
・改めて後ろに掲示しておく
・共有の時間→作家の椅子のインストラクション(モデルを支援の先生にやってもらう)
⑤4月26日(木)
「作家の時間」ルール
・「てん」の読み聞かせで、勇気付け。
・石川晋さん参観
・共有の時間→はじめての作家の椅子
⑥5月1日(火)
題材集め「イメージマップ」
・教科書単元のずい筆の説明もする
・昨年度の作家ノートのモデルも示す
⑦5月7日(月)
修正
・ミニレッスンでは、Mさんの下書きをモデルに、みんなで修正のアイデアを出し合う
・作家の椅子で、Mさんの修正後の作品を読んでもらう
⑧5月10日(木)
大切な友人
・モデルを示すのを忘れていたので、いく8つかうまくいかないペアがあり反省
・大切な友人は、そのモデルとしてカンファランスで意識する(今日は3人に行った)
⑨5月15日(火)
校正
・読みにくい分のモデルを黒板に書く
・読みやすくするためのポイントをみんなで考える
・あがってきた6つのポイントをもとに、モデルの文章を校正する。
⑩5月18日(金)
出版
・昨年度の文集を見せる
・「作家の椅子」も出版のひとつ
・文集での出版
・1学期は2回行う
・教科書単元の随筆は必ず
・完成原稿入れも設置
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補足
・ミニレッスンの内容は、随時思い返せるように掲示している
・作家の椅子は、1周目は全員体験するようにしている(順番は希望制)
・支援の先生には、書き手のモデルになってもらっている
・ほとんど原実践(本やKAIさん実践)をもとにしている
・共有の時間の前に、1時間の中で印象的な場面の紹介をしている
成果
・とにかくほぼみんな楽しんで書いている様子(休み時間、隙間時間、家で書いている子もちらほら)
・日常生活に、「書くこと」が浸透し始めている。日常の出来事が「書くこと」に繋がっている。
↓今日、Facebookで投稿した特に印象的だったエピソード
最近、「嫌われる勇気」を貸してくれたクラスの子と毎日アドラーの話をしてて、ぼくも「革命のファンファーレ」を貸してあげたり、クラスでも普段から「信用」の話をよくしてたりしたら、その子が「作家で『信用と信頼のちがい』っていうタイトルで書き始めてん!めちゃくちゃいいのできそう!また読んでな!」と嬉しそうに話してくれた。読むことと書くことと日常生活が繋がってる感じがすごくいい。
・こまめにカンファランスしたり、ミニレッスンの内容を掲示することによって、作家の時間の基本的な進め方については困った様子もなく理解して、自分たちで進められるようになった。ここから。
課題
・とにかくカンファランスが課題。ノートや原稿用紙に書いてある「結果」だけを見るのではなく、その子の感情や文脈を大切にして「ストーリー」で見る。
・カンファランスの記録方法。記録の活用方法。
・ピア・カンファランスを促すために、まずは自分自身がカンファランスのモデルとなる意識。
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と、まあこんな感じです!とにかくめちゃくちゃ楽しい!!!!
出版が楽しみです!