「6Cs」と評価
- 作者: キャシー・ハーシュ=パセック,ロバータ・ミシュニック・ゴリンコフ,今井むつみ,市川力
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2017/08/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この本との出会いをきっかけに、「6Cs」に出会い、通知表に違和感をもち、ワークショップを開くに至りました。(6Csについては、本をぜひ手にとって読んでみてください)
第2回目である今回は、この本を翻訳された市川力さんをゲストにお招きして開催しました。
今回のワークショップは、
・評価についてのイメージを共有
・1つのエピソードを参加者それぞれで6Csで評価
・6Csのスキルをそれぞれ漢字一文字で表し、6Csの関係性を模造紙にまとめて発表
という流れでワークを行いました。
↓ワークショップの様子
ぼくの個人的なメモがこちら
・「6Csはスキル」と強調しているのは、人格的なものではなく、学びによって成長可能なものであるということ。
・6Csのメガネを使うことによって、レベル2と3の違いや、見る人によって生じる 評価の違いから「議論」が生まれるところがいい。子ども、保護者に伝えやすい。
・6Csという共通の観点があるからこそ、見る人によって評価のちがいが生まれ、そこから議論が生まれる。
・評価は、個人でやっていいのか?見ていなくても、今回のようなエピソードトークだけで評価することもできるのでは?
・6Csは、ルーブリック評価ではない。
・6Csのレベルは、人の発達の段階に基づいてる。レベル1であることも大切。レベル0もあると考えられる。
・6Csの6×4の項目が人間の学びの全体像。
・子どもたちの学びは休み時間と授業とで区切られているものではなく、連続してつながっている。6Csは、いかなる場面でも活用できる。貫ける。
・6Csは、子どもから大人まで、学校でも企業でも使える。
・全てレベル4を目指すべきなのか?コントロールしかねないか?
・場面によって、環境によって、レベル4だったのが、またレベル1に戻ることもある。
・6Csは、人格の評価ではなく、スキルの評価。
・レベル1の捉え方は、それぞれの場で、いろいろあっていい。全国全世界共通のものでなくていい。
・子どもの学びを促進するための評価。
・6Csは「共通言語」である。共通理解をするのに有効。
・6Csは、学びを見るメガネ。
とりあえず、今回は自分の記録として。
この取り組みは、ここがスタート。
りきさん(市川力さん)をはじめ、探究堂のぶんさん、コアプラスの武田緑さんに協力してもらいながら、今後もワークショップなどを開いていく予定です。興味ある方は一緒に学びましょう!