全てはひと続きになっている

奈良から軽井沢に来ました。

子どもたちと社会をつなぐ

「学校の先生は世間知らずだ論」は、よく言われていること。
まあ大筋ぼくもそう思う。教員2年目に入った昨年度ぐらいから、そのことでよく頭を悩ませている。世の中のことを何も知らない自分が子どもたちの前に立って、あーだこーだ言っていることに違和感を感じていた。

しかし、最近わかったんだけど、世間知らずは別に学校の先生に限った話じゃないよねってこと。というか、それ以前に、世間を知り尽くした人でないと、学校の先生は務まらないのか?そんなはずはない。そもそも、学校の先生の専門性はそれ以外にあるはず。(これについてもあれこれ考えてることはある…けど逸れるので我慢)

でもでも、学校の先生が、学校の外との接点がないことには問題意識がある。だから、1年前くらいから、学校の外とのつながりを持つようにしてきた。そういう場に足を運び続けてきた。学校の先生として学ぶことと同じくらい大切にしてきた。

話は変わって、「子どもの将来の夢ユーチューバー問題」がある(あるのか?笑)。ユーチューバーの良し悪しは置いといて、この「子どもの将来の夢ユーチューバー問題」の一因は、ユーチューバーそのものにあるのではなく、「子ども時代に出会う大人モデルの種類が少なすぎる問題」にあると思う。せいぜい親、学校の先生、習い事の先生くらい。しかも、楽しそうに働く大人たちと出会える子どもたちはどれだけいるのか。そりゃ、ユーチューバーが最高におもろくて、キラキラして見えても仕方がない。

何が言いたいかというと、ぼくの1つのミッションが「子どもたちと社会をつなぐ」ことなんです。今日は、その第2歩目くらいを踏み出した。

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今、6年生の国語の単元「プロフェッショナルたち」と総合の時間を絡めて、「自分の生き方を考える」というテーマの学習に取り組んでいます。
教科書の説明文に書かれたプロフェッショナルから学ぶのももちろんいいのですが、これは、生のプロフェッショナルに触れるチャンス!ということで、この一年で出会った友人の方々に連絡させていただいた結果、お二人のプロフェッショナルの方に来ていただくことになりました。
今日は、その内の一人目ということで、現在のボクシング日本ライトフライ級チャンピオンの久田哲也さんに来ていただきました。

 

前半は、ぼくと対談形式であれこれインタビューさせてもらいました。ボクシングとの出会い、プロを目指したきっかけ、チャンピオンへの険しい道のり 、家族の支え、ライバルの存在、先輩の言葉…。どれも久田さんの生き様が現れていて、子どもたちは一生懸命紙一面にびっしりとメモを取っていました。

 

「あなたにプロフェッショナルとは…」

「誰に何を言われようが、自分の可能性を自分が信じ抜くこと」

 

痺れました…

 

子どもたちからの質問にも答えていただいたあと、ミット打ちの体験と、チャンピオンベルトを持っての記念撮影と、和気藹々とした楽しくボクシングに触れさせてもらいました。

 

最後は、外でみんなで氷鬼!!!

プロフェッショナルをより身近に、久田さんのステキな人間性から、子どもたちはたくさんのことを感じ取ってくれたんじゃないかなあと思います。

 

5時間目、子どもたちはいつも以上に学びに集中して取り組んでいました。

 

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