全てはひと続きになっている

奈良から軽井沢に来ました。

通知表づくりワークショップをやってみた☆

始まりは、ぼくのfacebookでのつぶやきに、きりちゃんが反応してくださったことからでした。

 

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要は、「批判するからには行動まで貫く」という信念のもと、通知表批判をするくらいなら、通知表作っちゃえ!というノリと勢いで、ワークショップを開催することになったということです(笑)。

 

蓋を開ければ、みるみるうちに席が埋まって、1週間前には満席。「評価」に対する関心が高いことが伺えます。

 

僕自身、ワークショップを主催するのが初めてだったのですが、きりちゃんにリードしていただき、対話を重ねて重ねて、今日を迎えました。やっぱり初めてのチャレンジは最高にワクワクする!たまりません!

 

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今日、当日を迎え、ワークショップの初めに、ぼくのむさ苦しい語りの中で、今回の趣旨として参加者のみなさんにお伝えしたのは2点。

 

①通知表を見直し、評価について改めて考える機会にするだけでなく、次の具体的な行動の一歩目になる時間にしてほしい

②多様な異業種の人たちが集まる中で、次の「これしようぜ!」につながるような、つながりのきっかけにしてほしい

 

この2点については、どうだったかなあ。

 

①については、やっぱり、限られた短い時間の中で、納得のいく通知表をつくるってむずかしかったです。でも、参加者それぞれの中で「評価」についての考えの深まり、みたいなものはあったのではないかなあと思います。たくさんの視点を得られたのではないでしょうか。通知表を作ること自体は、手段であって目的ではないので、作るところまでいけなかった人たちにとっても、次の具体的な行動につながる時間になってたらそれでいいなあと思います。

 

②については、これからのことなのでわかりませんが、懇親会での雰囲気はすごくいいなあと感じました。個人的には、これからも何か一緒にしていきたいなあというつながりを感じられました。(後半、ひたすら数学の問題にチャレンジしていただけですが…笑)

 

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さてさて、ワークショップは4〜6人の3つのグループに分かれて進めていったのですが、ぼくはあちこちお邪魔しながら、時折、きりちゃんとも対話しながら、「評価」について考えていました。ぼくの「評価」に関する学びは大きく分けて3つです。

 

①「評価」は、評価する人の視点からの答えでしかなくて、真実はかやの中だ!(羅生門アプローチ!笑)

つまり、通知表は「担任の先生から見た評価」でしかなくて、自己評価は「自分から見た評価」でしかないし、相互評価は「その友達から見た評価」でしかないということ。通知表が全てじゃないよってこと。だからこそ、評価するのは、担任の先生の視点だけでいいのかな?という問題もある。となると、通知表のあり方、日々の評価のあり方を見直す必要はありそう。この前提は持っておきたい。

 

②先生、子ども、保護者、それぞれの「評価」に対する考えを共有する機会が必要!

①に述べたことと合わせて、もう一つ考えないといけないのが、子どもが「評価をどう受け止めるか」という「態度」の問題。仮に、どれだけ質の高い評価方法で評価をしても、受け止められなかった意味ないし、間に受けすぎても①にあるように苦しい部分がある。これは、(先生)→(子ども)のときも、(保護者)→(子ども)のときもそうです。今日、あるグループで、「評価で大切にしたいこと」をキーワードとして出し合って、カテゴライズしているのを見ていておもしろいと思いました。担任の先生、子どもたち、保護者が思い描く、それぞれの「評価」に対する考え方の合意形成をはかるような機会を、クラスで、懇談会で持つことも一つなのかなあと思いました。

 

③通知表、つまり、「評価」は学期の終わりにだけ学習者に示すこと自体がナンセンス!

日常の中で適宜評価し、即座にフィードバックすることが大切だということ。そりゃそうですよね。学期終わりにだけ渡される評価なんて、その結果に一喜一憂してしまうのも当然で、ましてや長期休み挟めば、評価の効果は薄まってしまいますよね。学期終わりに、所見で、学期始めのこと言われてもピンとこないし。「評価」と「フィードバック」のタイミングも重要なポイントだなあと思いました。

あ、あと、評価には「価値付け」と「査定」という2つの意味があるのも頭の片隅においておきたいです。

 

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最後に、ワークショップという場づくりを初めて経験した感想を。

 

正直、メインファシリはきりちゃんにお任せだったので、ぼくはほぼ何もしていないのですが、やっぱり、作り手側になるのは楽しい!!!(笑)

 

今回は特に、自分自身のモヤモヤがそのまま形になったワークショップだったのもあって、そこに何かしらの共感、共通の課題意識を持って集まった方々と学ぶ時間は最高に幸せでしたでした。学校の先生以外にもいろんな方がいて、ちょーおもしろかった!初めましての方もいる中で、なかなか熱い議論があちこちで巻き起こっていたのではないでしょうか。何よりも、ステキな参加者の皆さんには、本当に感謝です。

 

一方で、参加者の方々の満足度とともに、何を学んで、どのように次の行動に生かされていかれるのかはやはり気になります。個人的には、単発のワークショップにはそもそも限界があると思っています。でも、何かしらこういう場づくりもしていきたいという思いは常々あり、今後もチャレンジする機会があればどんどんやっていきたいと思っています。そのあたりのフィードバックを個人的にでもいただけたらうれしいなあ…なんて(笑)

 

この経験を、次の場づくりに生かしていきます!本当にありがとうございました!

 

ちなみに、次、2/24(土)に大阪でも、「通知表づくりワークショップ」をやります(笑)
アプラス代表の武田緑さんと、「6Csを活用した第二の通知表づくり」のワークショップをやります。今回のよりもさらに焦点を絞った会になりますが、興味ある方はぜひ!

https://www.facebook.com/events/1989856497895093??ti=ia

 

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さあ、明日からまた1週間が始まります。
ぼくは、日々の評価方法から改善するチャレンジを3学期からスタートしています。それに伴って、通知表+αもつくる予定です。
小さなことでもいいので、行動していきましょう。その積み重ねがきっと、子どもたちの大きな幸せにつながると信じて。

 

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