言葉だけに頼りすぎない
いろいろとモヤモヤすることがあって。
考えれば考えるほど、視野が狭くなっていく感じ。
3学期だから、卒業が近づいてるから、手放していかないといけないから…
何をどう伝えたらいいのか、なんて思考がぐるぐる。
「通過点でしかない」という言葉にハッとする。忘れかけてたなー。
目先のことで頭がいっぱいになっていた自分。
言葉でコントロールしようとしていた自分。
「やっぱり、みんなで話そう」
今日は、2時間目の予定を変更して、急遽、サークルに。
「本音サークル」と題して、まずは、ぼくの本音をみんなに語った。
というより、
「実は、ずっと一人モヤモヤしていて…」
とつぶやくぼくに、すかさず子どもたちが
「というと?」
「例えば?」
「具体的にどんな感じ?」
とオープンクエスチョンで問い詰めてきた(笑)。
3学期だから、手放さないといけないから、といって一人悩みを抱え込んでいたこと。考えるほど視野が狭くなっていくこと。言葉でみんなのことを自分の思い通りにコントロールしようとしてしまっていたこと。でも、やっぱり、みんなの思いも聞きたいし、みんなで話し合いたいということ。全部打ち明けた。
そして、みんなで本音を語り合うことに。
ここまで、このクラスになってから変わったこと、変わった自分。今、引っかかってること、モヤモヤしていること。
何か明確な答えを出したわけではないけど、今ここの思いを共有する時間は、形容しがたいものがあった。
振り返りジャーナルには、
「一人で抱え込まずに相談し合える関係っていいなと思った。こんなことあんまりできない。」
「みんなの本音が聞けてよかった。みんなの思いがわかってよかった。」
「自分の考えは言えなかったけど、どれも共感できたなあ。」
「途中からモヤモヤしてきました。というか疑問が生まれました。友達って何なのかなー。」
などの声が。
話し合いの最後は、思わず感謝の言葉が口から出ていました。準備していた言葉ではなくて、そのときに溢れ出てきた思い。素直に「みんなには感謝してる。」って。
そのあとの教室の雰囲気が良くなったように感じていたんだけど、一番は、ぼく自身の問題が解決されたところにあるんだろうなあ。まだまだ未熟だ。ほんとに。
まあ、とにかく、自分の言葉だけに頼らなくてよかった、かな。