イエナプラン研修での学び②〜そこに起こったことから「学び」が始まる〜
イエナプラン研修での学び①〜緩やかで無駄がない〜 - 足の向く方へ
続きです。
これは、研修中の同じプレゼンチームのメンバーから聞いたエピソードです。(めちゃくちゃうる覚えです笑)
イエナプランスクールを見学したときに、あるクラスの子との会話の中で、日本語の「ありがとう」という言葉を教えてあげたそうです。
すると、そのクラスの先生が、子どもたちと一緒に、「ありがとう」はどんなスペルになるかを考え始めました。
そして、先生は授業を中断して、クラス全体にこの学びを共有しました。
さらには、帰るころに、「ありがとう」という言葉とスペルについて書かれたものを印刷して、子どもたち全員に配り、家に帰ってからお家の人にも、この学びを共有できるようにしていたそうです。
そこに起こったことから「学び」を始めることを大切にしているイエナプランを象徴するようなエピソードだと思いました。
日常のあらゆる出来事、子どもたちの興味関心から「学び」が始まる。
これって究極の教育だなと。とても感銘を受けました。
何より、子どもの「学ぶ」モチベーションを大切にするイエナプラン教育が、こんな隅っこにも行き届いていることに驚きです。ビジョンが明確にあるからこそ、ここまで貫かれているんだろうなあ。
あとやっぱり、「余白」がないとできないことだなあと思いました。
オランダ全体に充満している、ゆったりした空気。
まずは、もう少し「余白」をつくろうと思いました。
30分でも早く帰って、何もしないでゆったりと過ごす時間も大切にします。
ぼくは、教室の中で、そこに起こったことから「学び」を始められてるだろうか…
たぶん続く…